障害年金の更新に関するQ&A
Q障害年金は何年ごとに更新されますか?
A
更新までの期間は審査結果によって変わります。更新が必要ない場合もあります。
障害年金の認定のうち、大多数は有期認定となっており、おおむね1年から5年の期間で更新が行われます。
厚生労働省が公開している令和元年度分の統計をみると、新規認定は1年から3年程度が多く、再認定(更新のこと)の方が次の更新までの期間が長くなる傾向があり、再認定ではおおむね3年の割合が多いとまとめられています。
統計上、4年と認定されることが極端に少ないのは特徴的といえます。
永久認定については、文字通りずっと受給することを認める判断となりますので、そもそも更新手続きはありません。
Q障害年金は一生もらうことができますか?
A
永久認定であれば一生もらうことも可能です。
また、更新がずっと認められれば、結果として一生涯受給が続く場合もあるといえます。
永久認定は、令和元年度分の新規認定では6%にも満たないようですが、認定されると一生涯受給が認められることになるものです。
具体例としては、四肢の切断や、人工関節の装入置換等で、現代医学では症状改善が物理的に不可能と考えられているものについて認められている傾向があります。
大多数は有期認定となりますので、期限が来たら更新の手続きが必要で、更新の結果によっては支給停止になる場合がありうるため、障害年金を一生涯もらえるとは限らないことになります。
ただ、統計を見ると、再認定の割合は全体の約95%が従前と同じ等級での継続受給が認められているようです。
Q更新手続きができていないとどうなりますか?
A
年金の受給が一時停止されます。
障害年金の更新の際には、「障害状態確認届」というものを提出する必要があります。
更新月の3か月程度前には年金機構から更新に関する書類が届くはずですので、更新時期を忘れてしまっていても書類が届いたタイミングでご準備いただければあまり問題とはなりませんが、放置しておくと受給が止まってしまいますので忘れずに手続きをするようにしましょう。